Oh Lately

アメリカ在住デザイナー先生のブログ

アウトプットの大切さ

ここ最近マズいなと思うことはインプットとアウトプットのバランスがとても悪い。毎日はてな、まとめのまとめ、Facebookなどを巡回してものすごい量の情報を仕入れるのだが、頭の中に取り込んだ情報をうまく消化しないまま次、次へと移ってしまう。健全なアタマの活動は学んだ情報を自分の中でプロセスして何らかの形でエクスポートすることだと思うのだけど、これがとてもインプットに隔たっていると感じる。

 

なぜこういう風な不均等な状況になってしまったかというと、やはりデバイスの問題だと思う。スマホ、タブレットはとても便利なんだけど、入力のシステムが煩わしい。パソコンの物理的なキーボード(今この文章もキーボードで打ってる)は、視覚と触覚を使うインターフェースなので、とても直感的でスピードがある。思考の速度とあまりかわらないので、ストレス無く文章を書くことができる。タッチデバイスの場合、自分の指のポジションを触覚で確認できないので、いちいち指の場所を見に行かなくては行けないのでタイプするのが遅く、よく間違える。そうすると長い文章を書くのが段々億劫になってきて挫折する。

 

スマホ、タブレットはデバイスカテゴリとしてポストPCだってジョブズが言ってたけど、やはりPCとは別物だなと思う。キーボードやマウスなどの物理デバイスを介さない、コンテンツとのダイレクトなインターフェースは、まさに「マジカル」だと(たまに感じることもある)。ただ、このデバイスはコンテンツを消費するにはとても使いやすい。これは、コンテンツとの位置関係がPCよりもダイレクトなので、記事やビデオなどとの親和性がより高くなるということも関係してると思う。ただ、入力デバイスとしては使いにくい。

 

スクリーンのサイズも、小さい上に何かを入力したい場合にはキーボードが画面の1/3ほどを占め、コンテンツを表示する領域が小さいので、前後の文章を確認しながら入力するのがやりにくい。これは、長い文章をうつ上で大きなハンデだ。やはり文章を書いていると色々と確認しないといけないことや、言い回しを調べることが多い。PCの方がマルチタスキングしやすいので、長文を打つのはPCです(Macだけど)。

 

という風に久しぶりに長い文章を書いて見ると頭がすごく疲れたけど、心地よい脳の疲労感を感じます。PCの前に座ると、「仕事感」がして若干萎えるけど、皆さんもスマホからちょっとだけ距離を置いて文章を書いてみたらどうですか?