Oh Lately

アメリカ在住デザイナー先生のブログ

コートジボワール戦

コートジボワール戦のスタジアム、Arena Pernambcoは異常にアクセスが悪い。電車→バス→徒歩10分という意味不明な行き方。行きは良かったんです。今から愛する日本代表の試合が見れるという昂揚感があったから。その分、帰りは拷問に近かった。

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でも、スタジアムが見えた瞬間、胸にこみ上げる感慨が襲ってきて、涙が出てきた。南アフリカのパラグアイ戦から4年、この日のために頑張ってきた日本代表を応援してきて、彼らを現地でライブで後押しするためにここまで来たのだ。
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日本のスタメンは、ゴールキーパー川島、DFは右から内田、森重、吉田、長友。ボランチに長谷部と山口。二列目は岡崎、本田、香川。1トップに大迫。長谷部が間に合うのなら長谷部と山口のダブルボランチが最適だと思っていたのでこのメンバーはかなり期待が持てる。実際蛍と長谷部で中盤の相手の攻撃の芽を摘み取っていたので効果的な布陣だった。

両チームテンポのいい展開から前半16分に長友のクロスから本田の素晴らしいシュートが決まり日本先制!もうね、これを見るためにブラジルに来たんだよ。サイコー!涙が止まらない。その後何度か日本がチャンスを決めきれず、悪い予感が漂い始める。前半の中盤から後半にかけて防戦一方。

この試合のターニングポイントは選手交代。日本は長谷部にかえて遠藤ヤット。今までのフレンドリーでは後半からヤットを出すことによりゲームのテンポを変えることに成功してたが、この試合に限ってはネガティブに働いた。蛍と長谷部のペアは中盤にインテンシティーをもたらしていたがヤットのプレーは若干軽く、コートジボワールにペースが移ってしまった。

対するコートジボワールはこの日ベンチスタートのドログバを投入。ここが完全な勝負の分かれ目だった。ドログバは最初のプレーで森重からイエローカードを引き出し、強く当たることを抑止した。森重はアグレッシブに当たることができなくなり、流れが変わる。背後から当たっても軸がぶれずにボールロストをしないドログバはまさに世界レベル。4年前に闘莉王に折られた腕の仇を打つようなプレーだ。1失点目でバタついた日本が前がかりになったところでカウンターから2点目を取られる。スタンドの日本サポーターが必死に声援を送るが、無情にも試合終了のホイッスル。

敗戦以上に残念だったのは、コートジボワールの姑息な時間稼ぎ。これにはせっかく駆けつけたサポーターはゲンナリさせられた。ワールドカップは戦争で甘いことは言ってられないと言ってもあの露骨な時間稼ぎはファンを失望させる。我が日本代表はリードしていてもああいうことはしないでもらいたい。
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負けたものはしょうがない。しっかり切り替えて次のギリシャ戦ではスタジアムで歓喜の涙を流そう!