Oh Lately

アメリカ在住デザイナー先生のブログ

マラカナン競技場

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この旅の最終目的地、リオデジャネイロに到着。着いて早々マラカナンスタジアムで、フランス対エクアドルの試合を観戦。マラカナンスタジアムはすべてのサッカーファンにとっての聖地で、死ぬまでには一度訪れたい場所だ。この競技場は1950年のワールドカップを機に開場した。この大会の決勝戦で地元ブラジルがウルグアイに逆転負けをしたことが、マラカナンの悲劇として、今でも語り継がれている。以前はなんと、20万人の収容規模を誇っていたのだがスタンド落下事故もあり、現在は8万人を収容する。試合自体はグダグダの0-0で退屈だったが、自分がマラカナンに今現在居るんだ、ということを考えると、とても感慨深かった。ブラジル自体遠いのと、ブラジルにあるアイコニックな場所にずっと馳せ続けた想いが重なったからだと思われる。
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僕は前日の日本代表の負けを引きずっていて、まだトーナメントに残っているチームとそのサポーターが羨ましくてしょうがない。全てをかけて取り組んだ結果、勝者と敗者がはっきりと、残酷に分かれるところがワールドカップの醍醐味なのかもしれない。今回色んな日本人サポーターの人と話をして、ベテランサポーターの人に「前は日本以外の試合も観たけど、今回は日本だけ」という人が多かった。僕は普段からチャンピオンズリーグやヨーロッパサッカーを見るので、その意見に同調できなかったけど、今は理解できる。何と言っても当事者として参加するワールドカップの魅力は何事にも代え難い。日本代表の試合をスタジアム観戦すると、誇張じゃなく100倍疲れるし、マジで心臓に悪い。スタジアムに向かう道での期待感や不安感、色んな人達との交流、目の前で選手を見られる興奮。試合を通しての歓喜、怒り、失望、そして絶望、これを全て含めてワールドカップに当事者として参加するということなのだ。これは自分のちっぽけな人生を大きく上回るスケールの中毒性のある大人の娯楽なんだ。ああ、4年後どうしよう、、、。