Oh Lately

アメリカ在住デザイナー先生のブログ

R I O

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リオデジャネイロ2日目は、まずランからスタート。コパカバーナからイパネマまで走る。コパカバーナからイパネマっていうのがスゴいwとずっとニヤニヤしなから走ってた。こんな贅沢なランニングコースはなかなか無いね。ブラジルの人は結構走っている人が多い。リオは特にビーチの街なので、身体のイメージコンシャスな人が多いらしい。
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走った後はイパネマビーチでビールを飲みながら人物観察。イパネマの娘がいっぱい目の前を通り過ぎて行きます。この後急激に体調を崩して、リオ2日目は休養。

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気を取り直して3日目はリオのセントロからフェリーに乗って対岸のニテロイに行く。ニテロイにはオスカー•ニーマイヤーの建築があるというので外せない。ニテロイ現代美術館は、ニーマイヤーの後期の名作で宇宙船が崖に降り立ったような建築だ。それにしても、この昔想像した未来的なテイストは面白い。60年代のサイエンスフィクションの建物を実際に作っちゃった感がある。インテリアは残念だったが、この圧倒的な存在感は度肝を抜かれます。
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ニテロイにはもう一つ、ニーマイヤー作品(群)があって、こちらは海辺に建つ劇場だ。これは、後期のコルビジェに通じる自由な曲線が優美な美しい建築だ。
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ニーマイヤーの得意とするスパイラルスロープは色んな角度から建物を鑑賞できる仕組みになっている。
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螺旋階段の厳密なジオメトリーに萌える。
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同じ敷地にニーマイヤーのドームが2つある。ブラジリアのドームの写真を友人に送ったら「アキラが眠ってそう」というコメントで笑えた。このドームなんてまさにそうで、大佐が渋い顔をして入り口に立ってる姿が思い浮かぶ。内部空間はとてもクールなのだがリオの市役所の臨時オフィスとして使われていて雑多に机が並べられていたのがシュールだった。
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リオのセントロに戻り、この旅の目的の一つであるパンデイロを購入。パンデイロとはサンバに登場する楽器でタンバリンに太鼓が貼ってあるもの。ブラジル人はこれを器用に操って独特のリズムを奏でる。楽器屋で会った人にパンデイロの演奏方法を教えてください、と突撃したら、親切にも1時間ほど教えてくれた。カサグランデはミュージシャン兼プログラマーで、ストリートサンバに参加するアーティストだ。僕がボサノヴァが好きだと言うと「そんなものは金持ちのスノッブ音楽だ。奴らはサンバを演奏できないからそんなものを作ったんだ」と、ボロクソにこき下ろされた。まあ、サンバとボサノヴァは別物なんだね。
カサグランデがこの日の夜、スゴくクールなサンバのパーティーがラパというエリアであると教えてくれたので、一旦アパートに帰り、クイアバから来たペコちゃんと合流後パーティーに繰り出す。バスでセントロまで向かってとても怪しいエリアを通過。100段くらいの階段なんてGoogle Mapsは教えてくれなかった。
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たどり着いたバーではサンバが最高潮。みんなが歌って踊って楽しいひと時を過ごせました。せっかくブラジルに来た以上はこういうディープでリアルなモノを見ないとね。
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